速川の紹介

2025.10.10

スポット

フローリアひなた

日名田地区にある、花とハーブの農園「フローリアひなた」。

 

地域の方々が集えて楽しめる場づくりを目的に、2023年より活動を開始。速川地区まちづくり協議会が中心となって組織を立ち上げ、現在は日名田農地保全部会として、男女合わせて25名のメンバーが活動しています。

3.2haの園内にはラベンダー/ローズマリーなど木に近い品種/ティーハーブ/クッキングハーブ/花を楽しむエリアの5つのゾーンに分かれていて、ラベンダーは400株、その他のハーブが約60種類(!)も。

 

コモンタイム、クリーピングタイム、パイナップルセージ、イタリアンパセリ、ディル、ルバーブ、アーティチョークなど、お馴染みのものから珍しいものまで、さまざまな種類のハーブに触れることができます。

 

 

   

さらには芍薬も30種類もの品種が植えられ、まさに花とハーブの楽園が広がっています。


日名田農地保全部会会員でもある、速川地区まちづくり協議会の小久保事務局長。

 

 

活動のきっかけは、地域の方が耕作放棄地に芍薬を植えていたこと。

「集って楽しい活動をしていきたい、という考えがもともとあって。そうした活動といえば花の栽培だろう、ということで共同農園を営むことになりました」と小久保事務局長。「一年中花を楽しめる場にしたい!」とハーブの栽培も活動内容に加わりました。

 

1年目はひたすらに地道な耕作放棄地の開墾。

 

2年目は芍薬園の畝作りと、ハーブ園の草刈りと耕運。

3年目の2025年にしてやっと苗植えができ、芍薬の花とラベンダー、さまざまなハーブが咲き誇る花園が姿を現しました。

 

5月には園内にて、切り花を販売する『芍薬祭り』を、6月には『ラベンダー祭り』を、それぞれ協議会メンバーで打ち合わせを重ねながら実施。

 

ラベンダーとハーブの積取り体験、ハーブティーや、ハーブ入りのフォカッチャなどの振る舞い、ラベンダースティックや香り袋などのオリジナル商品も販売することができました。

2025年には北海道への視察も行い、観光農園としての運営や商品開発などさまざまな展開を描いています。共同農園の成功事例として、他地区から視察の希望を受けることもあるようになってきました。

 

「ただ一番大切なことは、地域の人々がフローリアひなたの活動を楽しんで取り組んでいくこと。それが一番の持続性の鍵だと考えています。同時に、観光農園として公開したり、商品をつくっていったりすることで、部会のメンバー以外とも、この場所の魅力をわかちあっていけたら嬉しいですね」と小久保事務局長。

 

皆さんもぜひ、イベントの折には、美しい花とハーブの園を楽しみに訪れてみてください。

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